古田 肇 岐阜県知事 [特別インタビュー]“作り上手の売り下手”から脱皮。岐阜県の魅力を全県挙げて創出し、対外的にアピール!

観光・産業・文化などあらゆる角度から、そして岐阜・西濃・中濃・東濃・飛騨の各エリアから、自らの魅力を創出して全国にアピール。

ぎふデスティネーションキャンペーンは、岐阜県挙げての県民運動として、県内各エリアから魅力を創出

岸田
そのぎふデスティネーションキャンペーンは、具体的にはどんな取り組みをされるのですか。

知事
JR6社と一緒に取り組んでいくわけですが、観光という意味をできるだけ広く捉えて展開します。岐阜県の恵まれたさまざまな資源…、たとえばモノづくり、まちづくり、文化、農林水産、あるいは有形無形を問わず、岐阜県の魅力を見つけ出し、創り出して、発信していく…。単純に従来からある観光地を案内していくものではなく、岐阜県挙げての県民運動として展開できないかというのが狙いです。広域的な事業になりますので、岐阜、西濃、中濃、東濃、飛騨というエリア毎にいろいろな組織を作ってそれぞれの魅力を打ち出していきます。
インタビューの様子 こうした事業に取りかかっているうちに、岐阜県の良さを再認識できるような出来事がいくつか起こっています。今年の2月、“美しい日本の歴史的風土100 選”に、岐阜県から8カ所も選ばれました。信長の城下町と中山道の宿場町(岐阜市)、高山、飛騨古川、郡上八幡、名勝木曽川・日本ライン(各務原市)、馬籠宿、うだつの上がる街並み(美濃市)、城下町岩村です。県あたりでは全国で最も多く選ばれています。ちなみに第2位は6カ所の長野県です。しかも、岐阜県は特別枠として選定された世界遺産の白川郷も加えると9カ所です。これは誇りを持っていいことです。また同じ頃、東京で開催されたふるさとイベント大賞では昨年、岐阜市神田町通りの“フラッグアート展”がグランプリを受賞しました。絵の描かれた大きなフラッグがアーケードにズラリと吊り下げられ、68万人を集客しているイベントです。数年前には、美濃和紙あかりアート展も受賞しています。また本年、フランスのミシュランが日本を旅行するフランス人のために観光地を格付けするガイド企画で、飛騨高山を最高ランクの三つ星に選びました。全国800カ所以上の中でわずか8カ所だけが三つ星です。それに、春の選抜高校野球では、大垣日大高校が準優勝しました。私も大垣日大の帽子を被って決勝戦へ行きましたが、その途中で、道すがら多くの方から声を掛けて頂きました。これも岐阜県にとっては誇りです。そして、某コンビニエンスストアチェーンは、“岐阜味自慢”として飛騨牛コロッケ、白川茶、げんこつ飴、養老サイダーなどを積極的に売っていただいています。